Happy Halloween
今夜はダサミン君とHappy Halloween


お楽しみいただければと思います
いつも温かい拍手をありがとうございます



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「焼き芋、二つください」
授業を終え、真っすぐ帰宅すると、マンションの前に焼き芋屋さんが停車していて
匂いにつられ、すぐさまお財布を取り出す
「はい、どうぞ」
紙袋に入った焼き芋は、注文通り二つ入っている
もちろん、間違ってはいないけれど・・・
「・・・・・・えへっ、」
「・・・・・・」
・・・・・ぅっ、
焼き芋屋さんというのは、一つ・・・二つくらいサービスしてくれるものではないのか?
幼い頃、母親と焼き芋を買いに行くと、毎回のようにサービスしてくれたものだ
だから、今回も・・・なんて期待して、ヘラっと愛想良く笑顔を向けたのだけれど
屋台のお兄さんは、僕の顔を見て眉間に皺を寄せる
「・・・・最近は不景気だから、きっとサービスできないんだ」
はむはむと口を動かし、熱々のお芋を頬張る
残りの一つはユンホ先生の分だ
もう一つくらい、おまけを期待したけれど残念な結果に終わってしまった
「・・・・んぐっ、・・・・誰・・・・?」
焼き芋に夢中になっていると、突然鳴り響くインターホン
カレンダーを見ると、今日は宅配の予定はない
ユンホ先生から、僕一人の時はドアを開けてはいけないと言われている
とりあえず、カメラを確認しようと一歩足を進めれば
「・・・・わぁ・・・っ、・・・・何・・・・?・・・・・・あっ!チャンミンさん」
悪戯のようにインターホンを連打され、恐る恐るカメラを確認すれば
大きな荷物を抱えたチャンミンさんが映っている
カメラ越しでも、とても綺麗だ
「・・・・あぁ、重かった・・・・早く開けてよ、電話もしたのに」
「すみません、焼き芋に夢中で気付きませんでした」
ぷーっと頬を膨らませる姿さえ可愛らしい
慌ててこたつの上に散らばった焼き芋の皮を片付けていると
チャンミンさんの手に、見慣れた紙袋・・・・
「下にね、焼き芋屋さんがいたから買っちゃった・・・
そしたら、そこのお兄さんが沢山サービスしてくれて・・・・これ、全部あげるね」
------二つだけでよかったのに
そう言って手渡された紙袋の中には、五つも入っている
・・・・・何?、・・・・この違い
不景気でも、美人にはおまけが付くのか・・・・?
「ありがとうございます」
「僕、時間がないからすぐ帰るんだけど・・・これもプレゼントね?」
「・・・・・・え?」
「今日は何の日か知ってる?」
・・・・何の日?・・・・・・えっと、・・・
何だろう?思い浮かぶのは、さっき確認したカレンダーに大きな丸印が付いていた事
「やっぱり何も準備してないでしょ?
はい、これはかぼちゃプリンで、こっちは衣装ね?」
「・・・・・えぇっ?!僕の?・・・・こんなの、・・・・一体、いつ着るんですか?」
「今着るの!ユンホ先生の好みだと思うよ、絶対喜ぶって!」
「・・・・・え、・・・・・えっ、・・・・・わぁ・・・っ」
・・・・・・・嵐のように去っていったチャンミンさん
そのチャンミンさんによって、今僕は・・・・真っ白な衣装を身に着けている
ふわふわのミニスカート、そして・・・頭にはもこもこ素材のカチューシャ
しかも、輪っかがプカプカ浮いているのだ
・・・・そう、なぜ僕が天使の格好をさせられているかといえば
世間では、今日はハロウィンというイベントで盛り上がっているらしい
「・・・・・ト、・・・・ト・・・・」
「ト?」
「・・・・Trick or treat!・・・・お、お菓子をくれないと悪戯するよっ!」
「はい、どうぞ」
「・・・・・焼き芋っ?!」
チャンミンさんに言われた通り、ユンホ先生が帰宅すると同時に玄関で出迎える
・・・・もちろん、天使の衣装で
すると、お決まりの台詞だという言葉を告げれば
ほかほかの紙袋を渡される・・・・・今日、何度目の焼き芋だろう
そして、ユンホ先生は僕のこの格好を見て、何の違和感もないのか?
こんなに・・・似合っていないのに
「・・・・どこで買ったんですか?・・・・サービス、してもらえました?」
「んー?学校の前で売っててさ、チャンミン焼き芋好きだろ?
おまけしておきましたって言われたから、沢山あるぞ」
・・・・・やっぱり、ユンホ先生も・・・・
偶然にも、三人が焼き芋を買って・・・僕だけがおまけ無しだなんて・・・・
「Trick or treat!」
「・・・・・・え、・・・・・えっ?」
「何もないのか?・・・・じゃ、悪戯してもいいな」
「・・・・・・ぁ・・・・っ、・・・・・・え・・・・・、わぁ・・・・っ」
抱き上げられ・・・・というよりは、肩に担がれ
ユンホ先生は僕をソファに横たえる
まじまじと上から顔を覗き込まれ、捲れ上がったスカートの裾を引っ張るけれど
元々、ミニスカートだからあまり意味がない・・・
あぁ・・・今更だけど、寝転ぶと背中の羽が邪魔だ・・・・なんて呑気な事を考えていれば
「・・・・・ひゃ・・・・っ、・・・・ぁ・・・・ん・・・・、ちょっと・・・・ユンホ先生っ?!」
「・・・・冷静なふりしてたけどさ・・・・驚いた、・・・・
本物の天使がいるのかと思ったよ、・・・チャンミン、すげ・・・・可愛い」
「・・・・・・・え」
「・・・や、・・・・うん、・・・・やっぱ、お前・・・・天使だよ・・・
何でそんなに可愛いの」
「・・・・んぁ・・・っ、待っ・・・・」
「無理無理、こんな可愛い恰好で誘ってくれたのに待てるわけないだろ」
「あぁっ、・・・・いけません・・・・・そんな・・・・」
「・・・・足も綺麗だよな・・・・、肌もすべすべだし・・・・、この格好、誰にも見せてないよな?
お前は俺だけの天使なんだから」
スカートの裾から手を入れ、太ももを撫でるユンホ先生・・・
その手は下着まで伸び、僕の前部分をふわりと包み・・・優しく扱き始める
どうやら、もう・・・止める気はないらしい
そして・・・この衣装を、まさか僕が用意したと思っているわけではないだろうけれど・・・
チャンミンさんに着付けを手伝ってもらったとは言えない
「・・・・わぁ・・・っ、ちょ・・・・っ・・・
何してるんですか?・・・変態・・・・っ」
中心部分から手が離れたと思えば、今度はスカートの中に潜り込んできた
そのまま下着の隙間から直接咥えられ・・・・
バタバタと足をバタつかせれば、よけい裾が捲れ上がり
「・・・・・ぁっ、・・・・・はぁ・・・・・・んっ、・・・・」
ユンホ先生のスイッチが入れば、大人しく身を任せるのが一番だと学習した
暴れても力では敵わないし・・・ソファから落ちたり、足を攣ったりするだけなのだから
「来年は俺も仮装しようかな・・・・吸血鬼とか、どう?」
「・・・・・あ、・・・・格好いいと・・・・思います・・・・・」
吸血鬼になったユンホ先生が僕の首筋に顔を埋めて噛みついて・・・・
・・・・・想像して・・・きゅん、っとしてしまった
でも、だめだめ・・・・っ
体力の有り余ったユンホ先生が吸血鬼とか・・・僕の身体がどうなってしまうか・・・・
・・・来年は、きちんとお菓子を用意しておこう
悪戯をされないように・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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| My Angel (番外編) | 22:53 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑